【タワー館11階〈アートギャラリー〉】
6月18日(水) → 24日(火)
※最終日は午後4時で閉場。
このたび、あべのハルカス近鉄本店では『葛本康彰展 うつろいごとのつづりかた dialog and vestige』を開催いたします。
葛本康彰氏にとって作品制作は「人間と自然の関わり」のひとつの在り方です。
また、重力や気温、空気や水の循環と関わることで生まれる作品は、その時その場の自然現象の記録でもあります。本展で中心となる「propagate」シリーズは、冬場の冷え込みが厳しくなる夜明け前に数種類の塗料をパネルに塗り、そのまま野晒しにすることによってできる作品です。
霜の影響を受け、塗料の粒子が生み出す植物の葉や根のような独特な模様は、自然との関わり方を常に意識する彫刻家・葛本康彰ならではの作品と言えるでしょう。
ぜひこの機会にご高覧いただきますよう、ご案内申しあげます。
【略歴】
1988年 奈良県出身
2012年 京都教育大学教育学部卒業
2014年 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了
2022年 2021年度平和堂財団芸術奨励賞受賞
その他 個展・グループ展多数
現 在 奈良芸術短期大学非常勤講師、京都精華大学芸術学部非常勤講師、
成安造形大学芸術学部非常勤講師、滋賀県立栗東高等学校美術科特別非常勤講師、さんかく工房講師